やってのける レビュー(9)第8章 地道に壁を越える
それではレビューの続きです。
<<クタクタなりのまとめ>>
第八章 地道に壁を越える
本章では目標を達成できない理由について記載がありました。
目標を達成できない理由
人は何をすべきかがわからないから達成できないと考えがちだがそうではない。
問題はわかってってもやらない「実行するかどうか」にある。
行動のチャンスを逃す
目標に動機は大事だ。動機がないと当然動かない。
だが、動機があっても望む結果が得られるかはわからない。
なぜなら
(1)行動タイミングを逃す
たとえテスト前に20分時間があいても、スキマ時間で皆テスト勉強するわけじゃない。それぞれ他にもやることがあるかもしれない。色々あるなかから、何しようと考えているうちに、結局行動をしない。
(2)楽しいことばかり起きる訳じゃない
つまらないことは大事だと思っててもなかなかやらない。テスト勉強は大事なんだけど、ゲームするのとは違って、ぶっつづけで、なかなかできない。
からだ。
自制心
そこで自制心が必要になる。
自制心とは脳内の誘惑に勝つシールドのようなものだ。
他の目標が邪魔する
複数の目標があり、それが矛盾していると、それも邪魔をする。
お金欲しいけど、働きたくない。みたいな。
これへの有効な対策は「明確な目標を立てること」。あらかじめ時と場所を決めてしまうと実行しやすくなる。
現状を知ることを避ける
目標に対して今自分がどの位置にいるのかわからないと、ゴールにたどり着けない。
英語上達にボキャブラリーが足りないのか?実践不足なのか?文法がだめなのか?
つまり、それを知るにはフィードバックがないといけない。
勉強したら英会話教室に行って先生に現状を評価してもらうとか。
フィードバックは自発的なものでなければ効果が薄い。
フィードバックがないとモチベーションが上がらないのです。
自己監視・立ち止まるのは辛い
これを自己監視と呼ぶ。
しかし、自己監視には努力が必要である。
英会話教室で言えばレベルに合ってないけど居心地が良いクラスに居続けてしまったりする。本当は家での自習の方が大事になってきたのに、英会話教室に行く時間ばかりに費やしてしまう等。
一度走り出した物をあえて、立ち止まってみるのは結構辛いのです。
自己監視・ネガティブフィードバックは辛い
また、進捗が芳しくないときに、それを直視するのはつらいものです。
3年英会話教室に通ってって、全く進歩してなかったらやはり辛いと思います。
しかし、自己監視をきちっと行ってそれを受け入れることが目標達成にはやはり重要なことなのです。
目標達成で犯すミス
目標達成時によくある失敗パターンは2つです。
(1)制御不足
何をするかわかっていながら行動しない
(2)誤制御
効果の低いアプローチを選んでしまう
これに対する最善のアドバイスは自己制御を行うこととなります。
まとめのまとめ
目標達成時に陥りがちなミス達。
第1条 そもそも行動しないと始まらない
(楽しくないこともあるし、他にもやりたいことあるけど、始めなきゃしょうがない)
第2条 行動しても質がわるけりゃ意味ない
(他人からのフィードバック等を活用して質を上げるしかない(ネガティブな物は辛いけど))
第3条 一度やり始めた物でも何度も軌道修正(自己監視)をかけていかないとダメ
(でも走り出したものを修正するのは大変なのは知っといて。)
って感じかなぁ。きっとそのうちこれらをやり遂げる自制心をコントロールする方法は出てくるはず…。と信じたい。
本章は、辛いけど、これがんばんないと効果でないよ!っていうのを紹介されたに過ぎないので逆にモチベーション下がるのかも(笑)
そんなこんなで、次のレビューへと続きます。
<シリーズ>=======================================
やってのける レビュー(2)イントロダクションと第一章 良い目標設定の仕方
やってのける レビュー(3) 第二章 信念と環境が目標へ与える影響
やってのける レビュー(4) 第三章 目標のタイプ:証明型・習得型
やってのける レビュー(5)第四章 目標のタイプ:獲得型・防御型
やってのける レビュー(6)第五章 幸福感を得られる目標
やってのける レビュー(7)第六章 目標のタイプの使い方、実例
やってのける レビュー(8)第七章 他人にやる気を出させるには?
やってのける レビュー(10) 第九章 シンプルな計画を作る
やってのける レビュー(11) 第十章 自制心を日増しに伸ばす(自制心の鍛え方)
やってのける レビュー(12) 第十一章 現実を見よ(ポジティブ思考と目標の関係)
やってのける レビュー(13) 第十二章 諦めるとき・粘るとき(目標の諦め方、粘り方)
やってのける レビュー(14) 第13章 フィードバックの魔法(正しいほめ方)
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