やってのける レビュー(13) 第12章 諦めるとき・粘るとき(目標の諦め方、粘り方)
それではレビューの続きです。
<<クタクタなりのまとめ>>
第十二章 諦めるとき・粘るとき
本章では目標を諦める時と、粘るべき時の見極めについて述べています。
粘り強さ
目標達成と大きく関連があるのは粘り強く続けられるかどうかです。
目標達成に失敗する典型的な理由はすぐにあきらめてしまうこと、そして、あきらめる理由が的外れだということなのです。
精神力の高め方
精神力(意思の力)が高いと、粘り強く行けます。粘り強いと目標達成しやすくなります。精神力は自制心同様、鍛えられるので、習得型の目標を選ぶと、精神力も鍛え易いでしょう。
他には、成功や失敗の原因を正しく理解することも精神力が高まる要因です。
身長が低い人がダンクをする目標は無理があるが、それでもバスケを上達するという目標は可能なのです。
諦めるべき時
しかし、時には目標をあきらめる潔さを持つこともよりよくいきるために大切です。
判断の決めては、達成を目指すだけの理由があるかどうかです。
あきらめることを考えた方が良い理由は
- 時間に限りが有る
人生の時間は限られているので、もしかしたら人生全て使って、ちっぽけな目標をやっと達成したとしても意味がないかもしれない。あなたの限られた時間の中で、達成すべきことなのか? - 代償が大きすぎる
状況は変化します。当初好きで始めた物が嫌いになってしまったり、余裕だと思ってたら、全然ギャンブルになってしまったり、そこまでしてやる価値があるのだろうか?
ことです。
考え方
諦めることが本当に自分にとって良いことなのか考える
- 目標が達成できないのはなぜ?
- うまく進めるためにすべきことは?
- 2の内容は実際にできることなの?
- 2の内容が出来るとしても代償は大きくない?そのプロセスは楽しめるの?
このようなことを考えたら良いとのこと。
いずれにせよ、諦めると決めたらくよくよするのは辞めるのがよい。
そして、次の目標を探すと良いとのこと。
「恋人との別れを決意したなら、その相手と一緒に過ごしていた時間をどう使うか考えましょう」
まとめのまとめ
これはクリエイティブチョイスでいうなら、「実りある単調さとそうでない単調さを見分けることができない」という表現への本書流の答えがここなのでしょう。
一言で言うなら、達成を目指す理由がなくなったら諦めろ!でしょうか。
ということは、とにかく理由を考えなさいと言っているような気がしました。
たしかに、人生単純じゃない。
努力をつづければ成功する可能性は0じゃない。
でも、成功しない可能性も0じゃない。というか、迷ってるその時点で失敗する可能性の方が高いと思ってるから迷うのだと思う。
大事なのは確固たる理由があるかどうか。もちろん、楽しければ、続けられるけど、楽しいか楽しくないかなんて、そんなに自分でコントロールできる物ではないと私は思う(楽しくなる様に努力することはできるかもだけど)。
う・・・ん、そんなやってることにめっちゃ理由がある人なんて、そうそういないんじゃないかな とか思ったり思わなかったり。
私は一応行動してることに、理由はあるけど、「本当に?本当に?」と何度も言われたら、「そこまでは本気じゃない」って言っちゃうかも。
保証がないから人生なんだよねーという一言で、終えてみたりして。
そんなこんなで、次のレビューへと続きます。
<シリーズ>=======================================
やってのける レビュー(2)イントロダクションと第一章 良い目標設定の仕方
やってのける レビュー(3) 第二章 信念と環境が目標へ与える影響
やってのける レビュー(4) 第三章 目標のタイプ:証明型・習得型
やってのける レビュー(5)第四章 目標のタイプ:獲得型・防御型
やってのける レビュー(6)第五章 幸福感を得られる目標
やってのける レビュー(7)第六章 目標のタイプの使い方、実例
やってのける レビュー(8)第七章 他人にやる気を出させるには?
やってのける レビュー(10) 第九章 シンプルな計画を作る
やってのける レビュー(11) 第十章 自制心を日増しに伸ばす(自制心の鍛え方)
やってのける レビュー(12) 第十一章 現実を見よ(ポジティブ思考と目標の関係)
やってのける レビュー(13) 第十二章 諦めるとき・粘るとき(目標の諦め方、粘り方)
やってのける レビュー(14) 第13章 フィードバックの魔法(正しいほめ方)
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