選択に迷った時、後悔しない方法は、自分の「こうありたい」を信じてそれを選択することだ
なかなか良いキャッチコピーを見つけました。
自分の職業が、完全に想像通りだった人なんてどれくらいいるのだろう?
職業選択の時に、迷う人とたいして迷わない人がいます。
迷わない人は、「人事の人が良い人だったから決めた」「家が近いから決めた」という人も過去に会った人の中で実際いました。
私は散々悩んだので、そういう人を見ると驚きます。
後悔しない選択とはどうやったら行えるのでしょうか?
それは、やりたいこと(もしくはこうありたいと思ったこと)を選択したかどうかなのではないでしょうか?
働く理由 [ 戸田 智弘 ] P.168
やりたいことをダイレクトにやってゆく。
それが人間として普通じゃないか、と僕は思う。
日本人の最大公約数は、会社に勤めながら生活していて、世の中一般から見ると、変わったことをやっていると見えるのかも知れない。
でも、嫌いなことを一生懸命やるなら変わっているけれど、好きなことをやっているのが、なぜ変わっているのか、と思うけどね。
(朝日新聞2005年9月16日)
悩んだ時に、最終的に「自分は本当はこうありたい。だからこっち!」という思いで決めていない人は、やっぱりこっちにしておけば良かったと後で思う可能性が高いと思います。
「現実は我慢しなきゃいけないから不本意だけどこっち!」と決める人は、その道の先で嫌なことが会った際に、「やっぱり好きなことにしておけばよかった」と思うのではないでしょうか?
クリエイティブ・チョイス [ 堀内浩二 ] P.159
どの選択肢を試しても、目的にいたる過程で「単調さ」を感じる時期がある。
しかも、それが「実りある単調さ」かどうかは分からない。
これを前提とするならば、これからどの選択肢に絞り、さらに深めていくべきでしょうか?
結果が見えない以上、プロセスを楽しめる選択肢を選ぶべきでしょう。単調さを楽しめる選択肢こそが選ぶべき選択肢です。
上記のフレーズ、大好きなんで何度も引用している気がしますが、そういうことだと思います。
未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる [ ちきりん ] P.118
「若いうちはいいけれど、そんなことをしていたら老後に困る」などと言う人もいますが、今の若者が老後を迎える40年後の社会がどのようなものなのか、言い当てられる人など存在しません。
誰も予測できない未来の為に、今は黙って我慢しろというアドバイスは必ずしも説得力を持たないのです。
先の為の我慢!と思っても、本当にその我慢が将来に役立つのかという保証はないのです。
例えば、10年我慢して会社辞めて30歳から異業種に挑戦する人と、
さっさと見切りをつけて1年で向いてないと思って20代のうちに次の可能性に賭けるのとでは、どっちがベストなのでしょう?
どっちが良いかなんてわかりません。
逆にもし未来が分かってしまっていたら、それはそれで選択できないかもしれません。
このことは、こちらの映画(ミスター・ノーバディ [ ジャレッド・レト ] )を見てもらえれば納得いただけるかと。
3秒でハッピーになる名言セラピー ++ [ ひすい こたろう ] P.98 要約
ビジネスセミナーで「社長業に向く人の10項目」というのがあり、まったく当てはまってない人がいました。
なんと、その人は、堂々たる3200億円企業を率いる100円ショップ・ダイソーの社長さんだったのです。
3秒でハッピーになる名言セラピー ++ [ ひすい こたろう ] P.99
決断力よりも強靭な意思よりも、強力なリーダーシップよりも大切なのはあなたの個性にあったやり方です。
ということで、自分なりのやりたい!もしくは、こうありたい!を選択すると後悔しないのではないかと信じてます。
そして、それはこうも言えるのではないでしょうか。
続 働く理由 [ 戸田 智弘 ] P.117
十分な情報を集めなかった、
視野が狭くて複数の選択肢を挙げられなかった、
選択基準、すなわち自分の価値観や自分の深い欲望を明確にしなかった、
自分で選択することなく周りの状況に流された、
自分ではなく誰か他の人に選択してもらった、
何の行動も起こさなかった、
行動を起こしたもののたいした努力をしなかった、
得られた結果について検討しないばかりか次なるアクションを起こさなかった
ー後悔するのは、これらのいずれかに該当する人ではないか。
「自分の価値観や自分の深い欲望を明確にしない」
「自分で選択することなく周りの状況に流された」
とは、正に「こうありたいな」と思った通りにやってないと言うことだと思います。