迷わない技術。何が正しいかなんて誰にもわからない前提に戻ろう
このブログでも大きなテーマである「迷ったときどうすればいいのか?」
ということであるが、大前提を確認することが、素早く選択を下す1つのコンパスになりうると思う。
その大前提とはこれ ↓ 。
進撃の巨人(15) [ 諫山創 ] 第59話 外道の魂 より
ジャン:間違っていたのは自分でした。次は必ず撃ちます。
リヴァイ:あぁ…。お前がぬるかったせいで俺たちは危ない目に遭ったな。
ジャン:…申しわけありません。
リヴァイ:ただしそれはあの時あの場所においての話。
何が本当に正しいかなんて俺は言ってない。
そんなことはわからないからな…。
お前は本当に間違っていたのか?
リヴァイ兵長が言いたいのは、こういうことだろう。
生きるチカラ [ 植島啓司 ] P.8
何もトラブルを抱えていない人間などこの世には存在しないのだ。
大好きなテニスをすれば、アキレス腱を痛めるようなアクシデントも起こる。
すてきな相手と恋に落ちれば、いつか別れを迎えて悲しみに暮れるような日々も来ることだろう。
だから、良いと思った選択が本当に良いのか?
間違っていたと思った選択が本当に間違っていたのか?
このことを知っているのと知らないのとでは、人生の迷いの質が変わって来る気がする。
図解版イチロー思考 [ 児玉光雄(心理評論家) ] P.84
36「一喜一憂」する思考パターンを捨てよう
僕はいつも一生懸命プレイしようとしているけど、今日は結果が出ませんでした。
でも、そのことを悔やんでもいないし、恥ずかしいとも思ってません。
なぜなら、全力を尽くしたからです。
結果とプロセスを切り離して考えているから、一喜一憂しない。
「悩むこと」が「楽しいこと」になる本 [ 伊東明 ] P.130、131 考え過ぎの人への処方箋 より
○「とりあえずカレーライスを食べればいいじゃない」
○「とりあえず告白してみればいいじゃない」
とアドバイスするしかありません。
…略…
「でも、考えないで結婚を決めたとして、うまくいかなかったらどうするんですか?」と問われたら、「そういうことも考えないでください。結果、どうなるかなんて結婚してみなければわかりませんから」とお答えします。
…略…
考えるよりもまず行動に移すことが大切です。
結果とプロセスを離して考えているから、ある程度考えたら、あとはもう行動してしまう。そこに、結果は考えない。
悩むパターンでよくあるのは、(私もそうだが)良い結果にしようと思ってしまい、決断できずに行動しない。
だから、何も解決しない。
ある知人は、毎日、仕事が嫌だー嫌だーと言っていた。
「そんなに毎日言う程嫌なら、早く辞めて転職すればいい」 とアドバイスすると、
「次を見つけるのが難しい」
「辞めないで正社員の方が次を見つけられる可能性が高まる」
「お金がない」
「辞めると言う勇気がない」
などと言う。
当然、気持ちはわかる。
しかし、改めて、「何が正しいかなんて誰にもわからない前提」を確認していないから、毎日辛いのだと思う。
「最良の一手にしよう」という思いがあるから、毎日変わらない現状に愚痴がでているのだと思う。
もし、知人が「何が正しいかはわからない」ことを真に受け入れていれば、
「最良の一手は思いつかないが、何もしないよりこの現状を変える方が正しい可能性も否定できない」
となり、結果を気にせず行動し、「愚痴を言う毎日」に変化が起きていてもおかしくない。
「物事はそのものである」ということを認めずに生きていくと、恐ろしい結果を招くことになります。もしもトラックをトラックではないものーたとえば花ーと見なす人がいたら、その人はひかれる危険が大いにあります。
もしも「正しい選択と正しくない選択がある」と見なす人がいたら、正しい選択を待つあまりに、何もできずに、悲惨な人生になる可能性が大いにあります。
生きるチカラ [ 植島啓司 ] P.211、212
あなたがなによりも考えなければならないことは、生きるのに「正しい」も「間違い」もないということである。
…略…
いったい成功とか失敗とかって何を基準にして考えるのか。
…略…
必ずしも正解は一つではない。いわば、あらゆる選択は誤りを含んでいるのである。
私も、可愛い子じゃなきゃ絶対、付き合いたくない!
とかいうこだわりをいい加減すてるべきなのか…(笑)
とは思いつつも、自分にとって大事な問題は「失敗したくない」「間違いたくない」と思う人間心理は非常によく理解できます。