あまり参考にはならなかった。100回失敗、50億失った、バカ社長 レビュー
本のレビューです。
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辛口
基本的に私が良いと思った物を取り上げる本サイトですが、レビューの本質とは、あまり好きでない物を好きでないと紹介する所にもあるのかなと思いました。
そう思い、今回は辛口。
きっかけは完全にタイトル
購入したきっかけはタイトルです。
失敗してるけど大丈夫!みたいな内容は勇気がもらえるし、成功した人よりも、失敗した人の言葉の方がためになると思えるからです。
だから購入してみました。
本書の内容云々のまえに、読み物として読み進めるのが辛い
失敗談がとにかくたくさん書いてあります。
「がんばって」読み進めればそれなりに参考になることもあるやもしれません。
しかし、
読んでいくのが辛い。
=読み物としての面白さが薄いのです。
なぜか。
それはツラツラとできごとが書いてあるからです。
同じ失敗系でもしくじり先生は違う!
例えば、今TV放送中のしくじり先生では、かならず読み手が注目するような紹介の仕方をします。
毎回同じパターンなので多少飽きてしまう所もあるのですが、
冒頭に必ず数字を言います。
「2万」
これは何の数字でしょうか?
そうです。
先生の現在の預金残高です!
みたいな感じです。
これは後々の展開に興味がそそられます。
本書はただ紹介するだけ
いろんな失敗がツラツラ書いてあります。
作者の失敗の多さには驚くばかりですが、やはり要点を絞って行うことは大事だと思います。
比較になってしまいますが、そういう意味でしくじり先生がおもしろいのは、要点が絞れている所だと思います。
「大林素子先生が結婚できない理由」
「池谷先生がお金にしくじらない方法を教える授業」
このように、非常に絞れています。
本書もそうすべきでした。
という感想を持った本書です。