人を説得するベストな方法の考察(6) 作戦 心の錯覚を使う
本日も考察を続けましょう。
良いキッカケを与えるには錯覚を使ってみる。
前回の話はキッカケが必要ということでした。
良いキッカケには、錯覚を用いると良さそうです。
心の錯覚はおそらく誰にも起こりうるものです。
100%ではないですが、キッカケとして使う分には良いと思われます。
その中でこれは面白そうです。
プライム効果
説得とヤル気の科学 [ スーザン・ワインチェンク ] P.167
プライム(先攻刺激)
…略…
先攻する刺激が後の刺激の処理に影響を及ぼす
本では色々例が書いてありましたが、自分なりに考えてみます。
「昨日葬式があったんだ。
疲れちゃって。」
と言われれば、
「昨日葬式があったんだ。
(故人がなくなって、精神的に)疲れちゃって」
という推測をしやすくなります。
実際は単にその後に仕事があって疲れただけかもしれません。
「ガンダムが好きなんです。」
と言えば、この人の趣味思考はなんだと思いますか?と聞かれたときに「アニメ」と答えやすくなるかもしれません。
もしかしたら、大半のその人の趣味の時間は「小説」の読書に当てられているかもしれないのにです。
ビジネスで使うなら
そうしたら、
「うちの店は忙しいんです」
と言えば
もうかってそうだな、使ってみるか と思われるかもしれません。
実際は、忙しくても儲かってないとか、お客は入らなくても事務作業で忙しいとか良く聞いてみないとわかりません。
嘘じゃない範囲内でなら、きっかけとしては使って良いじゃないでしょうか?
本サイトで例えるなら
Various Things Reviewの読者、今結構増えてきたんです。
と言えば、結構人気のブログに聞こえませんか?
でも、実際増えてはいます。
ただ、一日30名程なのです。
30名だと人によっては、大して来てないと思うかもしれません。
一日一万PVとかのブログの話も良く聞きます。
でも、本サイトは始めた頃は実際に一日1人とかもあったので、私としては増えてきてると思えるんです。
もし、仮にもっと多くの人に見てもらいたいときに
「Various Things Reviewは今上り調子のサイトなんです。是非見てください」
と言ったら、
「Various Things Reviewは一日30PVのサイトなんです。是非見てください」
よりも、プライム効果で前者の方が勝手に「人気があるんだな、じゃあ見てみるか」率が高まる気がするんです。
これは、前回のエントリのキッカケを与えると言う意味でいいんじゃないかと思えました。
過去分
人を説得するるベストな方法の考察(1) 基本 7つの駒を使え!