人を説得するベストな方法の考察(5) 作戦 きっかけを与える
本日も考察を続けましょう。
習慣形成にまつわる作戦を検討して行きたいと思います。
説得とヤル気の科学 [ スーザン・ワインチェンク ] P.14
ストラテジー60
相手に新しい行動を習慣化させるためには、「きっかけ」と「強化刺激」を与える
キッカケの力
習慣は、何かが引き金となって起こります。
例えば、私は毎日サンクスの前を通ったらお茶を1本購入します。
そして、仕事へ向かいます。
サンクスは楽天ポイントが溜まるので、楽天ポイントを貯めてる私には、魅力的です。
なので、コンビニが引き金にはならず、サンクスが(どこにでもあるわけじゃないので)引き金ポイントになります。
ある日、違う最寄り駅から現場に出勤しました。
通り道にサンクスはありません。
お茶も対して欲しくならなかったので、そのまま職場に行きました。
声かけなくして人は動かない
このようにキッカケは大事だと思います。
何かをしてほしいときに「声かけする」ということは大事です。
「やりたいやつは自分からやるっていうだろ」
と私なんかは思いがちですが、たとえ少しやりたいと思っていることでも、キッカケを作ってやらないと、過ぎ去ってしまう可能性が高まります。
継続してもらうには強化刺激が大事
何らかのきっかけでやるようになったとします。
しかし、強化刺激も大事です。
例えば知り合いに村上春樹の小説を勧められました。
読んでみました。
面白かった…となればこれは村上春樹の小説の次回作も購入するかもしれません。
しかし、面白くなかったとなれば、きっかけがいくらあっても次回の触手は伸びません。
また、余程はまらない限り、「今回は面白かった。」で終わってしまいます。
仮に初回が良くても、「春樹の新作でたよ!」という知り合いのきっかけの言葉がなければもしかしたら次回作は読まないということも起こりえます。
つまり、1回のみーきっかけ、何回もーきっかけ+強化刺激
1回だけやってもらうにはーきっかけが必要
何回もやってもらうにはーきっかけと強化刺激が必要
ということでしょう。
ビジネスで得意客を作りたい時は
きっかけを与える→「新規顧客を得る」→良いと思わせる→きっかけを与える→「リピーターになる」
という図式でしょう。
新規顧客が欲しい場合
私の場合は、まずは新規顧客が欲しいと願っている最近です。
なので、そこだけを考えるならとにかくどういうキッカケを与えれば良いか
だけに集中しても良い気がするのです。
商品の善し悪しはつまり関係なく、「やってみようかな」と思わせるきっかけさえ優秀なら1回は使ってくれるはずと思えます。
すべてはきっかけありき
つまり、最低でも1回めの新規顧客の獲得に関しては、仕事の中身は一切関係ないと考えるに私は至りました。
(口コミで他の客が仕事の中身がいいと言ってたから、ということもありえますが、その新規顧客自体は、その商品は未体験なわけで、結局は「良さそうだな」と思わせれば良いということになります。)
サンクス利用のきっかけは楽天ポイント導入
サンクスを利用する様になったのは、楽天ポイントを導入したからです。
きっかけのきっかけもありそうです。
もし、私の様に貧乏な人にお得な楽天ポイントの使えるサンクスについて説明されたら、それがきっかけで利用する様になるかもしれませんが、
裕福な人はポイントなんかどうでもいいかもしれないので、同じ話をしてもきっかけにはならないかもしれません。
人となりを探るには何がきっかけになりそうかを探る
相手の人となりを探る時は、何がその人にとっての「お得」情報となり得るのか
という観点で質問していくのも「習慣」を変えさせると言う観点では良いかも知れないと思いました。
(この場合貧乏か、裕福かですね。)
ということで、「良さそうだな」と思わせるのはどういうことかを次は考えたいかなと予定してます。
過去分
人を説得するるベストな方法の考察(1) 基本 7つの駒を使え!