愚痴のメリット・デメリット(人の振り見て我が振り直そう)
私は結構愚痴っぽい性格なのですが、愚痴をたくさん聞くこともあります。
1週間に1回くらいなら良いのですが、同じ愚痴を毎日聞くと、さすがに、こう言いたくなるな、ということを過去に実感したことがあります。
アドラー流たった1分で伝わる言い方 [ 戸田久実 ] P.168
いつまでも同じ悩みを相談してくる
何かアドバイスをしたとしても、「でも…」と言い返されるばかりで、何度も同じ悩みを言ってくる。そんな相手には2つの言い方があります。
「結局、○○さんはどうしたい?」
「私が思うことは伝えたので、あとは○○さんが決めることだと思うよ」
とこれ以上伝えることはないと言う。
愚痴は、メンタルストレスへの一時対処療法として非常にいいと思う。
イラッとしたときのとっさの対応術 [ 内藤誼人 ]P.136
ペンシルバニア大学のレナ・レペッティ博士は、航空管制官の職員を対象にして、彼らが激務でイライラしたときに、どうすればささくれた感情が元通りになるのかを調べてみたことがある。
すると、彼らは、おしゃべりによってストレスを解消していることが判明したという。
でも、毎日言うようなレベルになっちゃうなら、その人は何か変える必要があると思う。
そして、私が一番感じたのは、愚痴を聞いてもらっている相手には、ストレスを与えているのだということ。
だから、誰に喋るかは重要なのだ。
イラッとしたときのとっさの対応術 [ 内藤誼人 ]P.136
なお、愚痴を言うときには、きちんと相手を選ぶことも重要である。
せめて愚痴るにしても、毎回違う話題を愚痴るとか(それなら話のネタとして相手も退屈しづらいと思う)、まだ喋ってない人を選んで同じ話題をするとか、気を使う必要があるなと感じた。
(お金払って、カウンセラーになら、何度同じ話をしても良いと思うけど。)
愚痴を言ってる側はある程度助けてもらいたくていってると思う。(私は毎回そうなので。)
だけど、聞かされてる側にはどうでもいいことでしかないし、解決しようがない。
愚痴を言っても一時的には気が晴れるが、根本は何も進展しない、ということを聞く側になって、改めて理解した気がする。