相手を変えたいなら自分の表現から変えるべし!アドラー流たった一分で伝わる言い方 レビュー
本日はこちら!
私は好きです。
例のアドラー心理学をベースにした、人間関係にどう対処していくかが書いてある本です。
どのように伝えるかの本
主に、「どのように伝えるか」に主眼がおかれています。
私には、「そうだよね、そうだよね」と言いたくなることがいっぱいありました。
例えば
アドラー流たった1分で伝わる言い方 [ 戸田久実 ]P.137
食事の誘いを断りたい
「お誘いありがとう。ごめんなさい。その日はほかの予定が入っているの」
POINT
・まずは誘ってくれたことに御礼を伝え、断る
私の体験談
また自分の体験談としてあげるのが恋愛関係になってしまうのですが、
良くあるパターンがこれです。
- 私が食事とかに誘います。
- OKもらいます
- ドタキャンくらいます
以前
こちらのエントリで取り上げた本は、そんな人たちの心理を理解したく購入しているわけですが、
常に私が主張したかったのは、せめてキャンセルするのに、もうちょっと礼儀作法?を入れて行こうよ!というものです。
具体的に何かって?
アドラー流たった1分で伝わる言い方 [ 戸田久実 ]P.137
食事の誘いを断りたい
「お誘いありがとう。ごめんなさい。その日はほかの予定が入っているの」
POINT
・まずは誘ってくれたことに御礼を伝え、断る
御礼です。
一度約束したのを自分の都合で断って来るのに、御礼すら言わない人が多い。
だから、本書のこの部分を読んだときに、
「そうだよね、そうあるべきなんだよね」
と思えました。
しかし、現実は理想とは違うと思います
ただ、ですよ。
そんなことを逐一言い出すと、それこそ人間関係が破綻しかねない気がします。
理想は、この本の表現なのですが、
現実は、そうじゃないことがほとんどです。
私がいつも悩むのはこのギャップです。
断るときに「ありがとう」を入れるとマイルドになるのは、多分誰だって同意します。
問題はそうしない相手に対してどう捉えるか?
どう対応して行くか?
なのではないかと思います。
本書の本質
本書では
- 相手を変えようとするのは無理。
- だから、自分の伝え方をまず変える。
- そしたら、相手も反応が変わって来るかもしれない。(結果として相手が変わった)
だから、伝え方を変えて行こう!
ということで、「伝わる言い方」が色々のっているわけです。
もちっとアドラー心理学的解説が多い方が良かった
実践的なので、色々載ってていいのですが、
個人的には、この表現を使う背景にはアドラー心理学の●●を使っています。
だからこの表現なんですよ
みたいな解説が逐一あると良かったです。
プロローグの所に、アドラー心理学の概念は一通り書いてあるのですが、各論のところに行くと、アドラー心理学というよりは、「一般的なコミュニケーション論としてどうあるべきか」という感じにも捉えられる作りになっちゃってるように私には感じました。(そういった解説がなかったので)。
ただ、言ってることは間違ってないと思います。