various things review

色々な物(主に本)をレビューします。基本的に私が良い!と思った物をご紹介して、皆様のご購入等の参考にして頂ければと思ってます。

怒りはこうコントロールしよう。ポジティブ&アドラー&心理学で考えてみる。

じゃあどうしろっていうんだ!

という下記の文から色々考えてみることにしました。

 

嫌われる勇気 [ 岸見一郎 ] 第三夜他者の課題を切り捨てるより(Kindle版のためページ数不明)

もしもあなたが「他者の期待を満たすために生きているのではない」のだとしたら、他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」のです。

相手が自分の思う通りに動いてくれなくても、怒ってはいけません。

すごく はっ とさせられる文章です。

確かにその通り。

しかし、逆に考えると、全てのことに対して怒れなくなってしまいます。

 

アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉 [ 小倉広 ]「No.29」より。(ページ数書いてないので。。。)

怒りなどの感情をコントロールしようとするのは無駄である。

感情は「排泄物」なのだ。「排泄物」を操作しても何も変わらないだろう。

もし、感情が排泄物なのだとしたら、どこにそれを捨てれば良いのでしょう。

トイレなくして、快適な生活は送れません。

 

私は、トイレが汚い外国にはあまり行きたくありません。

 

ポジティブ心理学ではこのように考えるようです。

 

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ] P.67

望むと望まざるとにかかわらず、私たち人間はあらゆる感情を経験します。それが人間として自然なことですし、生きるということの現実です。

怒るのは自然なことだ。

 

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ]P.71

怒っていたのでは友達はできませんから、そのうち怒りをおぼえることも、あらわにすることもできなくなってしまいます。

…略…

そして、その過程で ー つまり自分を他人に受け容れてもらおうとする過程で ー 私たちは自分を拒絶してしまいます。

”好ましくない”感情をも認めて、それもしっかり体験してもよいという許可を自分に与えておくことが大事です。

怒ってもいいんだと思うことが大事だと。

 

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ]P.71、72

感情を抑えこむと、どれほど精神的幸せが損なわれるかということについては、多くの学者が研究し、報告しています。 

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ]P.73

不安、怒り、妬みといった感情も抑えこもうとすれば強まります。

下手に抑えてしまうと、逆に不幸になってしまう。

 

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ]P.78

多くの者にとっての精神的苦痛の解決法は、”治す/取り除く”ではなく”受け容れる/そのままにする”なのです。

 

そして解決方法は、そのままにする=受け容れることのようです。

 

 

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ]P.85

私たちが得た結論は、嫉妬は自然な感情で、ある程度は避けられない、というもの、それだけでした。

上記は嫉妬ですが、怒りも同様で、先ほど自然だと申した通り、「ある程度は避けられない」ものだと。それが結論だと。

 

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ]P.90

アクティブな受容とは、物事をありのままに受け入れ、次いで適切で立派と思える行動をとる選択をすることです。

 

 そして、受け容れるには、

『あー!腹立つ!と腹立ってもいいんだ!と思えた後で、怒りをぶつけるのではなく、そう思った後に「適切で立派と思える行動」をとる』ことだそうです。

 

要するに、一旦怒るけど、そのまま反応しないってことだと思います。

 

Q次の2つから生きたい人生を選びなさい [ タル・ベン・シャハー ] P.127

a.自動的な反応をする

b.意識的に選択する

…略…

私たちはふだんまるで”自動操縦”されているように生きていて、人生で起きることに何も考えることなく過去と同じような反応をしています。

…略…

同じ反応をする変わりに、気持ちを落ち着かせ、自分がどう反応したいのかを考える必要があります。

 

 

これを最善主義ではマンデラの例で説明しています。

 

マンデラについてはこちら

南アフリカ大統領就任から20周年 今さら聞けない!ネルソン・マンデラって誰? | THE PAGE(ザ・ページ)

 

アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉 [ 小倉広 ] P.89

マンデラは自分の感情を率直に認めました。

「過去のこと、彼らがやったことを考えると、怒りを覚えます。

でもそれもまた自分の感情なんです。

感情はいつも頭の支配下にあります。

…略…

マンデラは、まず感情を受け入れるという選択をし、次いでかつての迫害者たちに対して寛容にふるまうという選択をすることによって、もっとも困難な変革期にあった南アフリカを導くことができたのです。

 

かくして、現状、私が探していたもの

「怒りを発散するためのトイレはどこ?どうすんの?」

という所の答えは、ポジティブ心理学では

「トイレはない。

時には苦しいのが人生。

そのことを認めたら、次いでとる行動は、適切で立派と思える行動にするのが幸福になる方法!」

ということになりそうです。

 

しょうがないので(?)普通の心理学に助けを求めてみます。

私にはトイレが必要なのです。

 

すると、この辺がやはり妥協点なのかなと感じます。

イラッとしたときのとっさの対応術 [ 内藤誼人 ] P.134〜136

とにかく、だれかに愚痴を言いまくれ!

…略…

イラッとしたときには、すぐにだれかに話すのだ。

…略…

ペンシルバニア大学の礼奈・レペッティ博士は、航空管制官の職員を対象にして、彼らが激務でイライラしたときに、どうすればささくれた感情が元通りになるのかを調べてみたことがある。

すると、彼らは、おしゃべりによってストレスを解消していることが判明したという。

…略…

なお、愚痴を言うときには、きちんと相手を選ぶことも重要である

 

うーむ、普通の結論になってしまった(笑)