名著から学ぶ、幸せを長く感じるためのコツ
苦しい苦しい最近は言っていたので、基本的なことを思い出しておこうと思う。
幸せを長く感じ続けるためのヒント
…略…
(1) 長いこと試してみても慣れることのできないネガティブな現象、たとえば通勤、騒音、慢性的なストレスといったものを避ける。
(2) 車、家、ボーナス、宝くじの賞金、金メダルといった物質的なものによる喜びの効果は短期間しか期待できないことを知っておく。
(3) ポジティブな効果を長続きさせるためには、できるだけ多くの自由な時間を手に入れ、自分の意志で行動しよう。たとえ収入が減ることになったとしても、もっとも情熱を感じられることに時間を割き、友情をはぐくもう。
はい、そうです。
どこにも「将来のために今を犠牲にしよう」
とかないです。
(1)では、表現を変えると、嫌な環境、嫌な人間(=慢性的なストレス)から離れたほうが良いと言っている様に思います。
耐えるって立派なことですが、逆に耐えないでさっさと離れるのは心理学的に考えて”幸せになるための”合理的な選択であるとも言えるでしょう。
そして、(3)に関連しまして、先日も紹介したニーチェの言葉、再び引用させていただきます。
私たちはなんのために働くのか [ 諸富祥彦 ] P.137
「1日のうち3分の2以上の時間を自分のためにもてない人間は、精神的には奴隷以外の何者でもない」
ちきりんさんの言う下記の図も、上記の(3)にばっちり当てはまります。
さすがちきりんさん。心理学的にも適合する考えとは。
ゆるく考えよう [ ちきりん ] P.52
※私の持ってるのは文庫版じゃないので、ページ数違うかも。
そして、ポジティブ心理学ではさらに、その時間配分のバランスにまで言及しています。さすが、ポジティブ心理学!!
Happier [ タル・ベン・シャハー ]P.78、79
ラザニア原理
ただし、意義と喜びをもたらしてくれる活動であるからといって、いつでも、あるいはいつまでも行っていたい活動であるとはかぎりません。
…略…
私はラザニアが大好物です。
…略…
ただし、だからといって、私はラザニアを朝昼晩、毎日食べたいわけではありません。
…略…
ポイントは、自分に意義と喜びの双方をもたらしてくれる活動を特定し、それぞれの活動に正しい量の時間を振り向け、それらを実行することです。
これによって人生の質はどんどん高まります。
これを私はラザニア原理と呼んでいます。
たとえあなたが天職についたとしても、毎日残業してたら、嫌になっても変じゃない!
ということです。
そういう意味でも、
なぜ、間違えたのか? [ ロルフ・ドベリ ] P.252
幸せを長く感じ続けるためのヒント
…略…
(3) ポジティブな効果を長続きさせるためには、できるだけ多くの自由な時間を手に入れ、自分の意志で行動しよう。たとえ収入が減ることになったとしても、もっとも情熱を感じられることに時間を割き、友情をはぐくもう。
できるだけ多くの自由な時間があると、活動にどのぐらいの時間を振り分けるのかがコントロールできるので、幸せになりやすいと言えるのではないでしょうか?
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