毎日9時間労働で疲れた人。人生の時間を無駄にするのはもう辞めるべきだ!
自分のために時間を使うって結構むずかしいです。
かつてちきりんさんも言ってました。
人生の時間を無駄に使いたくないというシンプルな目標を達成するのが、いかに難しいことか。相当に「ヤな感じ」の人にならないと、達成できない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013, 10月 3
でも、これを達成するのが幸福な人生の一つではないかと思うのです。
幸福な時って、その人生を「無駄だ」なんて思っていない瞬間だからだと思うのです。
男のための自分探し [ 伊藤健太郎 ]P.228〜229
ウイトゲンシュタインが言いたかったのは、人生に大満足している幸せな人だけが、「私の人生は意味がある」と実感できる、ということです。
…略…
どうしてウィトゲンシュタインは「幸福な人生」だけが無条件に「意味のある人生」だと断言したのでしょうか。
…略…
かくも幸せにありふれた人生なのに、「生きる意味があるのか」という疑問がどうして起こるでしょうか?
…略…
人生すべてを愛している人は「この人生に意味があるのか」と悩むことはありません。「意味がある」と言う必要もないほど、意義深い人生だからです。
ということをニーチェは次の様に言っているようです。
私たちはなんのために働くのか [ 諸富祥彦 ] P.137
「1日のうち3分の2以上の時間を自分のためにもてない人間は、精神的には奴隷以外の何者でもない」
2/3ということは、最低16時間ということです。
私は、お店の安定のためにお客さんを優先する!みたいなことを言ってる人を何人も見てきました。
それで休憩時間とかを平気で削ります。
大体一日9時間くらいは働いているとして24時間-9時間は15時間です。
その人がそれで楽しいならかまいませんが、そうでないなら、仕事に9時間は精神的に奴隷と言っても良いのではないかと思いました。