なやんでもいいよとブッタは、いった。 レビュー
タイトル:なやんでもいいよとブッタは、いった。
衝動買いしてしまいました。
良いです!
ちょうどズーンとしてた私の心が楽になりました。
内容
4コママンガで、数々の人生論をわかりやすく展開しています。
主人公?が「ブッタ」で「ブッダ」じゃないというところがなんかシュールですが、
この本はシリーズ物だったらしく、本作はそのダイジェストとのこと。
この本だけで充分完結している良いものに感じました。
著者
著者のプロフィールを読んでも著者と仏教とのかかわりがあまり見えず、果たして仏教っぽいだけなのか、実際にブッダが言ってることの解釈を作者なりに書いてるのかがはっきりはしなかったのですが、まあ後者でしょう。
色々気づかされる
あまり本作ははっきりと「こうだ!」とはいいません。
豚のキャラクターの姿を通してこの世の真理を客観的に読者に見える様に提示しています。
4コママンガなので、内容も全然難しくはありません。
例えば
1「こんなに愛しているのにどうして振り向いてくれないの?」
2「って言ってたけど、僕がどんなに愛していても彼女の気持ちとは関係がないんだ」
3「こんなに愛してるって言ってるのは愛してるっていいたいんじゃなくて愛してくれよって言ってるんだ」
4「考えてみればこんなに好きなのにって言っても目の前のフルーツパフェが倍になるわけでもない」
ってくだりがあります。
これ私実際に経験しました。
その時にこれ読んでればなー、あんなに苦しまなかったかなとか思いました。
「僕がどんなに愛していても彼女の気持ちとは関係がない」ってあの時は全然思いませんでした。
客観で見ると、ふとわかることがあります。
こう言ったことがたくさん詰まっています。
最近ポジティブ心理学ばかりでしたが、突き詰めるとそれと同じことをわかりやすい形で伝えているのではないかと思いました。
(ポジティブ心理学では「辛いことを受け入れる」ことを推奨していますが、この本を読めば、こう解釈すれば確かに受け入れられる様になるかも、というヒントが詰まっていると思いました。)