幸福学 白熱教室 第1回 お金はあなたを幸せにしますか? レビュー
シリーズ物のレビューです。
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(2)幸福学 白熱教室 第1回 お金はあなたを幸せにしますか? レビュー
(3)幸福学 白熱教室 第2回 仕事を天職にする方法 レビュー
(4)幸福学 白熱教室 第3回 挫折や逆境から立ち直るために レビュー
(5)幸福学 白熱教室 第4回 幸せを導く人間関係とは レビュー
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NHK 「幸福学」白熱教室 の 第1回目(NHK 「幸福学」白熱教室|講義詳細)
でした。
一見ありきたりな「お金持ってても駄目だよ」という話かと思ってたら、「こう使えば、幸福度はあがるよ」という話であり、非常に参考になりました。
ポイントは3点
(1)経験を買う
(2)ご褒美化する
(3)他者への投資をする
(1)経験を買う
家?旅行?どちらをとるか
家を購入するか?宇宙旅行に行くか。この選択を迫られた場合、宇宙旅行に行った方が幸福度は高まる。
家は、日常使う物なので、慣れてしまう。満足度は引っ越し直後に上がるが、幸福度は変わらない。また、他人の家と比較したりすると、隣の芝生は青く見えてしまう。
宇宙旅行は経験が得られる。自分にしかない経験なので、他人と比較しづらい。実験により、お金を使わなくて、得られなかった経験は後悔する率が高いとのこと。
「あー、若いうちに留学しとけばよかった。」みたいなことだろう。
仮に、それが嫌なことだったとしても「留学しても最悪のホストファミリーだったよ」とかでも、それはそれで「話のネタ」になり「良い経験」となる。
経験と物質
ただ、経験と物質的な物の境目は難しく、家を購入しても、その家で良い思い出ができれば、「経験を買った」とも言えなくもない。
ポイントは「何かを経験するために買った」と思うことだ。
(2)ご褒美化する
楽しみを与えすぎると感謝しなくなる。
・贅沢→慣れ→感謝しなくなる
逆に
・ご褒美→感謝する
の流れを作り出すのがよい。
ご褒美の大切さ
毎日使うような物は、高級な物を買っても慣れてしまう。
例えば高級車。いつも運転してれば、「この座席の質が良くてさ」とか言わなくなる。
しかし、ドライブそのものがご褒美として特別な物になれば違う。
ありえるかわからないけど、フェラーリ乗ってて、普段はスピードだせないけど、「ここは私道だから、制限速度はない。思いっきり楽しんで」とかいうことになれば、「高級車」だからこそのありがたみが産まれるかもしれない。
我慢の大切さ
やってはいけない状態からできる状態になると、幸福度があがる。
その逆は下がる。
1週間楽しいこと我慢して勉強すれば、終わればやったーと思うし、好きなことできてたけど、これから一生会社の奴隷だとか思うと下がる。
マッサージも2時間も続けてやると慣れる。
ほんのちょっとの休憩が効果を出す。
マッサージも30分に1回休憩を入れれば、ありがたみが増すかもしれない。
しかし、人は連続してやって欲しいと願う。ここが人の思う所と実際に感じることの違いということで重要なんじゃないかと思えた。
ビッグベン問題
また、いつでも手に入る物を楽しもうとは思わない。
東京に住んでれば、東京観光に行こうとは思わない。こういうのをビッグベン問題という。
楽しみを味わうチャンスが限られていることが楽しむヒントである。
ポイントは
新しい見方をしたり
中断を挟んだり
消費を控える
ということ。
(3)他者への投資をする
人のためにお金をつかうと幸せになる。
与えることで幸せになるのは、人間の基本的要素と考えられる。色々実験を通して、それが実証されていた。
まとめ&所感
ここで述べられたのは、お金に限った話ではないだろう。
直接的にお金の使い方という意味では「経験を買うべき」というそこで、あとは人生全体で共通して言えることだと感じた。
お金を払ってでも経験しとくのは良いことだと確認できたのは今後にかなり生きてくると思えた。ありがたみを出すためにどうするかってのは満足を考える上で本当に重要だと思えた。
よし、休みがたくさん欲しいと願って、結局やることなくなって寂しくなるのはわかってるんだけど、休みがたくさん欲しいと思ってしまうからくりがわかったぞ!
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