幸福学 白熱教室 プロローグ レビュー
またまたNHKで幸福に関するTVを見つけちゃいました。
興味深い。
なんと、この番組は、以前紹介した映画 Happy -しあわせを探すあなたへ- レビュー を結構意識している番組らしく、ますます興味深かったです。
今回は第0回 プロローグとして行っていたので、そちらをレビューします。
<<クタクタなりのまとめ>>
プロローグ 序論
経済的に成長し、戦争もない日本。しかし、世界で日本人の幸福度は43位。なぜだろう?
最近「幸福学」の研究が進んで来た。それまでは哲学などがメインだったが、「ウェルビーイング」「ポジティブ心理学」「脳科学」などの分野からでも行われるようになってきたからだ。
私、クタクタは「ポジティブ心理学」大好きです。最近TEDなどでよく見ます。
ショーン・エイカー 「幸福と成功の意外な関係」 | Video on TED.com
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とかタル ベン シャハーさんとか。
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あとは
ダン•ギルバート:「私たちが幸せを感じる理由」 | Video on TED.com
とか。
【送料無料】幸せはいつもちょっと先にある [ ... |
是非TEDを見てみて、私の様に興味をわかせてみてください。
んでは続き。
何が私たちの人生を幸せにするか
幸福と幸運
同じ「幸」を使いますが、結構違います。
「幸運」は「幸福」をもたらさない時が多いのです。
「幸運」とは宝くじがあたるなどの出来事。でも宝くじがあったてもさして幸せでないひとはたくさんいます。
(このくだりは、「生きるチカラ」でもたくさん述べられていましたね。)
逆に「不運」というのの代表で「自己で身体に障害がでてしまう」ことが上げられますが、そうかといって、そういう人たちが「不幸」かというとそうでもない。
(一時的にはもちろん落ち込んだりしますが。)
自分の身に起こる出来事で幸福かどうかは決まらないということです。
なんか、重要でカッコよさそうなフレーズです。
クタクタ的解釈では「出来事で決まるのではなく、本人の解釈で決まる」といったところでしょうか。
科学的な意味での幸福とは
ここが非常にこのTVで興味深い場所でした。
幸せはどうやって計っているのか?
- 客観的幸福として、収入や治安・環境面から測定
- 主観的幸福として、アンケートに答えてもらう
この2点です。
ここでは、そのアンケートとして、ディーナー博士の
「人生満足尺度」を上げていました。
誰がやっても、今の状態をいい感じで反映すると考えうる信頼性の高いテストとのこと。
試しにやってみました。
人生満足尺度
5つの質問に7つの尺度で答えます。
終わったら、数字を足してください。
尺度
1全く当てはまらない
2ほとんどあてはまらない
3あまりあてはまらない
4どちらともいえない
5少しあてはまる
6大体あてはまる
7非常に良くあてはまる
です。
質問
(1)ほとんどの面で私の人生は理想に近い
→クタクタ「…1です」
(2)私の人生はとても素晴らしい状態だ
→クタクタ「…2です」
(3)自分の人生に満足している
→クタクタ「…2です」
(4)これまで自分の人生に求める大切な物を得て来た
→クタクタ「…2です」
(5)もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう
→クタクタ「…1です」
結果
は、八点。。。
目安として
30点以上。満足度が高い。非常にうまく行っていると感じている
25〜29点 大体順調
20〜24点 平均的な幸福度
下がる程人生に不満が多く、幸福度が低い。。。らしい。
めっちゃ不幸とは思わないけど、この質問絶妙なんだよね。
ほとんどの面で私の人生は理想に近いって。
「ほとんど」で「理想に近い」なら、私は1としか言えないみたいな。。。
脳科学では
私の不満足っぷりがばれた(笑)のはまあいいとして、脳科学の分野では幸福な人の脳を調べた所、「大脳前頭葉左側」が活発になっていることがわかったらしい。
これは、前述のテストが良い人の頭を調べたらそうなってたということらしい。
ホルモン
また、「オキシトシン」というホルモンが幸福に関係あるということがわかっているらしい。愛情ホルモンとよばれ、ペットをなでたり、赤ちゃんを抱いたりと、人と人との密な触れ合いの時に分泌される。
幸福度の波
幸福ってどうやって測定してんの?ってのがわかったところで、
今度は幸福度が一定ではないという話だ。例えば、親しい人が亡くなってもいずれ気持ちが落ち着いたり、離婚しても再婚する人がいたりするように、不幸なことがあっても、長い目で見たら、元に戻るということが科学的調査で裏付けられてる。
逆に、幸運なことがあっても、そうでもない感じに戻ることも同様だ。結婚しても幸せ感が一生続くわけではない。
このTVでは平均2年っていってたけど、「男のための自分探し [ 伊藤健太郎 ] 」では確か4年って言ってた。(そっちでは、色々な人間を調査したところ、唯一皆が幸せを感じるのに共通して言えることは、結婚だと言ってた。大体4年くらい幸せ感が続いたら終わると。)
そう「どんなことも永久に続くことはない」
ということだ。
では、調査結果より、幸せだった人々に共通していることは何かが発表された。
(例の人生満足尺度で幸せ度が高い人々を徹底的に調査したらしい。)
幸せに必要なこと
(1)人との交わり
(2)親切心
(3)ここにいること
だ。
(1)人との交わり
社会との結びつきが強いこと。友人・家族とうまくいくこと。ただ、些細なことでもOKらしく、コンビニ行った時に、店員に軽く話しかけたりするだけでも、人との交わりになるらしい。
調査では内向的な人でも人との交わりがあると、幸福度があがるというデータを示していた。(ポイントはいろんな人に話しかければよいのではなく、そういう欲求があるということだろう。大食漢の人も入れば、そうでない人もいるが、ご飯を食べないで平気な人はいないということだと、私は解釈した。)
(2)親切心
(A)人を助けようとする社会行動
と
(B)感謝すること
(A)人を助けようとする社会行動
調査では週に1日5回親切なことをしなさいという課題を与えたら、幸福度が上がったらしい。親切はなるべく多くするに限るとのこと。(1回では効果うすいらしい。)
(B)感謝すること
感謝日記をつけた人は、普通の日記をつけてた人よりも幸福感があがったらしい。
(3)ここにいること
内容に関係なく、目の前のことに集中していると幸福感が増すらしい。
たしかに、「さざえさん症候群」私良くあったけど、日曜日の休みの時間が憂鬱なんだよね。そんな感じ。
また、大事なこと言ってた。
「スマホとかも集中力を妨げるものだよ」と。
調査ではメールを1日3回に制限した人は、幸福度が上がったらしい。
ちょっと違うかもだけど、Facebookとかちょいちょい見ては、私、自分の不甲斐なさを感じる時が多い(他人が充実している感じに見えるから)
わざわざ「自分の人生に集中して生きる」という意味での集中力をそいでいるような気がしました。
誰でも幸福になれるか?
幸福は遺伝的要因もある。ある論では50%は遺伝で幸福の感じやすさが決まるらしい。しかし、どんなにやせ形の人でも暴飲暴食すれば太るように、自分の行動次第で、残りの40%(10%は環境的要因)を変えて行くことで、幸せになれるよ!
とのこと。
嫌なことがあっても
大震災など、悲劇的なことがおきても、ポジティブな気持ちの人もいた。
そういう人は、日々の小さな出来事に幸せを感じる能力が高まったのではないか?と博士は言ってました。
仕事ない人は、どんな仕事でもありがたや〜って思うし、そういう感じなのかな?
締め
とりあえず、初回から盛りだくさんで、次回が楽しみです。
もし、読んでくださった人で、人生満足尺度をやってみてくれたら、シェアしたら楽しそうですね。(自分が8点なだけに(笑))
是非ツイッターで共有しましょう。
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(2)幸福学 白熱教室 第1回 お金はあなたを幸せにしますか? レビュー
(3)幸福学 白熱教室 第2回 仕事を天職にする方法 レビュー
(4)幸福学 白熱教室 第3回 挫折や逆境から立ち直るために レビュー
(5)幸福学 白熱教室 第4回 幸せを導く人間関係とは レビュー
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