私たちはなんのために働くのか レビュー
タイトル:私たちはなんのために働くのか
著者:諸富 祥彦
本日はこちら!!
はい。またも衝動買い。
お得意の働く理由に関しての本ですね。
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過去に紹介した 私の仕事が辛い時に読む本リスト
・必ず最善の答えが見つかる クリエイティブチョイス レビュー
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感想
正直、この手の本を読みすぎてしまったせいか、どこかで見たな
という意見や引用が多発していました。
この本でしかあまり見かけないなと感じたところは、
結構、自由に生きることを推奨している所です。
「生活の安定のためにはしたくない仕事をしなくてはいけない。それが当たり前だ。」
…省略…
「これはとても歪んだ状態です。」
他の本だと、結構それ(上記の考えが正しいか正しくないか)を自分で考えろ!的な感じがするのですが、「これは歪んでます」とはっきり答えてたりします。
で、序盤はそんな感じで、結構人生に疲れた人に優しい内容だな〜とか
思ってたら、
(一つの意見として)天職探しは一生懸命仕事に没頭するしかない!
みたいなことを言ったりしてます。
「まずは本気でやってみる。食わず嫌いをやめる。」
(すると色々見えてなかったものが見えてくるという意味)
うーむ、怠け者の私にはとても受け入れられない天職探しの方法(の一つ)ですな。
途中で、昨日紹介した「男のための自分探し」にもあった哲学者ニーチェの言葉を
引用しての「意味を感じられないことを続ける事ほど苦痛な事はない」という
意見をいいつつも、意味を感じられてない物に 本気でやってみる と言われても
ねぇ…。
と思っちゃう。
この本の位置はどこなんだろう?
- 自分で考えろ系
- 頑張らなければ見つからない系
- 頑張んなくてもいいよ。自然となんとかなるよ系
- バランスが大事系
なんか全ての意見が載ってて、そのどれもがあまりつながって書いてない
気がする。
全ての書籍は最終的に自分で考えるためのヒントとしか私は思ってないですが、
この本は「自由な生き方が大事、ありのままが大事、的なことをいいつつの
でもがんばんなきゃ天職なんてみつからないよね とかいいつつの がんばり
すぎると鬱になっちゃうよ、そんなに働いちゃだめだよ」
的な感じに私には感じられました。
部分部分は良い事言ってるな〜ってのが多かったですが、なかなかまとまって
ない気がしました。
総合判定:★★★ (5点中)