価値を見つける能力を高められる マーケット感覚を身につけよう レビュー
自己啓発系の本のレビューです。
あ、ちなみに、Kindle版を買いました。(リンク先は楽天ですが)
|
ちきりんさんの本の中での比較
これまで私が読んできたちきりんさんの本の中で私の好きな順で記載するとこうなります。
※リンク先は過去のレビュー記事へのリンクです。
- マーケット感覚を身につけよう
→本書 - Chkirinの日記の育て方
→ちきりんさんの収入がわかって興味深かったので。 - 未来の働き方を考えよう
→転職を何度もしている自分をいい感じで肯定してくれるので。 - ゆるく考えよう
→ちきりんさんの基本的考え方がぎっしり詰まっているので。 - 自分のアタマで考えよう
→自分で考えることの大事さがよくわかったので - 多眼思考
→名言が多かったので。 - 世界を歩いて考えよう
→なぜだろうか。楽しみにして発売日に購入したのだが、読んでみてもあまり興味がわかなかった。申し訳なかったが、読んですぐに売ってしまった。
そうです。
本書は過去のちきりんさんの本のなかで、私は一番ためになったと感じました。
マーケット感覚とは?
マーケティングとかは良く聞きますが、マーケット感覚は少し違います。
マーケット感覚は「価値を見つける能力」のことなんだと思います。
※以下の説明、私なりの解釈なので、ちょっと違ってたらすみません。
人が気づかないことに価値を見いだす。
そして、それをビジネス等に活かす。
本書はその重要性を説いています。
本書での具体例
本書ではその良い例として、山で葉っぱを取って来ることがビジネスになったとあります。
料亭で使われる「つまもの」を料亭に販売するビジネスです。
山しかない街だったが、そこで山にある葉っぱがビジネスになると気づいて、やってみたら儲かるビジネスだったと。
つまり「単なる山の葉っぱにも価値がある」ことに気づいたマーケット感覚 の例です。
このように、生きていく上で、非常にこの能力は重要だと言ってます。
あなたはあなたに取り柄がないかもしれないと思っているけど、この感覚がもしあるなら、うまく使えばビジネスで成功したりしやすいとのこと。
難関資格を取れば大丈夫 というような安易な価値観に対する反対語として そんなの意味ない(なぜなら、資格をとっても成功するかどうかはわからないから)。かわりにマーケット感覚の方が重要 という感じで語られています。
自分でそんな例がないか考えてみた
そういえば、昔TVでポイントを変換する仕組みのサイトを運営したらやたらと儲かったとか、(いろんなポイント制度 楽天ポイントとかTポイントとか を一元管理して、かつ一つのポイントに変換して集中させる仕組み)あった気がします。
こういうのに気づくのもマーケット感覚なのかもしれませんし、
電車の乗り換え便利マップ(どこの駅では何号車が何改札口に近いとかまとめて書いてある便利な奴)↓
なんかもマーケット感覚の良い例かもしれないと思いました。
資格とかの能力に価値がある!という風に考えるのではなくて、どういう人に対してどういう価値があるから、こういうものを提供できると考えられる感覚ですかね。。。
感想!斬新!
んで、思った事ですが、
既存の感覚「英検1級を取れば安泰。価値がある」見たいな安易な物から卒業して、新しい視点を持つ事ができる良い本だなと思えました。
正直、1度読んだだけでは全てはすっと入ってこない部分もあったので、また読もうと思いますが、それでも、「うーん、そんなこと思いもしなかったよ。」ということがたくさんありました。
自分の仕事で考えてみた
私の仕事には「国家資格がある人」と「ない人」という区分けがされているのですが、ぶっちゃけなくてもそんなに問題はないです。
でも、やっぱもってないとなんか負けた気がします。
冷静に考えるとせいぜい
「就職の時に採用されやすくなる」
「時給があがるかもしれない」
「やれる仕事の幅が少しだけ増える(無資格だとやっちゃいけないことがある)」
くらいなので、
3番目がどうしてもやりたいことに含まれるなら取れば良いかくらいに思ってました。
が、でもやっぱ持ってない事に対して負けた気がします。
大事なのはマーケット感覚
でも本書を読んで、
そんなことよりマーケット感覚だ!
と思えました。
自分にしか発見できない視点みたいなのを磨いて、きちんと価値を提供できることが大事なのかな
(一応、本のレビューがたくさんあると嬉しいだろう と思ってこのサイトをやりはじめましたので、これもその一つなのですが)
と思いはじめるようになった本書です。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】マーケット感覚を身... |