今日のふと思う:自分を負けた側の立場において考えることが大切
これは永遠のテーマです。と思える記事を読みました。
私もしょっちゅうこれで悩みます。
テーマの内容
何かと言うと、相手に相手にされない現象をどう乗り越えて行くのかについて書かれています。
好きな人、気になる人にメールを送ってからしばらく経つけど、一向に連絡が来る気配がない。
…略…
自分からばかりで、相手から誘いの連絡が来たり、自分に興味を持ってもらえるような連絡が来ない。
このような状況に立たされたことが一度や二度あるのではないでしょうか。
むしろ現在進行形で、今まさに自分自身が窮地に置かれているかもしれません。
送った内容が悪かったのかと分析を重ねて、改善したメールを打つものの、またもや返信が遅かったり、
ようやく返ってきても乗り気でなかったり、スルーされてしまう始末。
この記事ではこの記事なりの解釈をしています。
繰り返しになりますが、相手はあなたの好意に気付いていながら、自分のペースを崩そうとしていないわけです。
好かれているという相手の余裕と、今以上の関係を望んでいないという意思表示からです。
なので、「連絡するのをやめましょう」というような意見でした。
(詳細はリンク先 第191回 「今すぐに自分から追うのをおやめなさい」 で読んでください。)
「好かれているという相手の余裕」というところ、すごく同意します。
立場の影響力
これは、立場の違いということが大きく影響していると思ってます。
考えてるつもり ――「状況」に流されまくる人たちの心理学 P.167
男女の性差は生得的で変わらないという考えは、状況の役割を見過ごしている。
状況が私たちの自己感に影響を及ぼす様に、性差も驚くほど状況に左右される。
立場を変えると、行動も逆になることが証明されています。
考えてるつもり [ サム・サマーズ ]P.231〜32
女性が追われる側だという役割が遺伝子コードに書きこまれているならば、状況を少し変えたくらいでたいした変化は起きないはずだ。
ところが、それが起きるのである。最近、ノースウェスタン大学の研究者がお見合いパーティを主催し、そう証明した。
パーティには男女12人ずつ計24人が参加した。
女性が席に座り、男性が部屋のなかを移動して4分ずつ会話を交わす。
一巡して、それぞれの男女が全員会話を交わしたあと、参加者はアンケートに記入して12人の異性を評価する。その後、自分のコンピュータを使って、気に入った相手とまた会いたいかどうかを同実験のウェブサイトに書き込む。
予想通り、男性より女性の方が選り好みが激しかった。女性のほうが、相手に恋愛感情を持つという声も、恋人候補としてもう一度会いたいという希望も少なかったのだ。
だが興味深いことが起きたのは、研究者が状況にちょっとした変化を加えた時である。
つぎの実験で彼らは男女の役割を変えた。男性が椅子に腰かけたまま、女性が部屋のなかを移動したのである。
…略…
すると、どんなことが起きただろうか?
選り好みについても男女が逆転したのだ。
ここでは、
- 「女性がメール送って男性が返さない」(恋愛で多い?)
- 「男性がメール送って男性が返さない」(友達で多い?)
- 「女性がメール送って女性が返さない」(友達で多い?)
- 「男性がメール送って女性が返さない」(恋愛で多い?)
って悩みのパターンがあると思うので、男女差というよりは、
誘う側 と 誘われる側
だと思います。
どう認知したらストレスが減るのだろう?
正直私には、この場合の誘われる側(で連絡を返さない人)の気持ちがあまり理解できません。
だから、色々な人の意見を聞くことに興味があります。
しかし、現状の意見として、私が考えている良い認知の仕方は、
「これは相手のパーソナリティを見るチャンスだ」
と考えるのが良いのではないかと思っています。
誘われた相手は「状況に行動が影響されやすい人」なのではないか と。
だって、前にも書いたけど、
ぜったい人に嫌われない技術 [ 内藤誼人 ] (Kindle版を所持しているのでページ数は不明)
相手の言動を悪く解釈するのはやめよ
…略…
別に、相手がやっていることすべてに意味を見いだそうとしなくてもよい。
相手もそんなに深く考えてあなたに接しているわけではない。
「返事しなくって、こいつと仲悪くなっても、メリットはこうで、デメリットはこうで。。。決めた!返事しなくていいや!」
とまで深く考えて返信してない人は中々いないでしょ?(いるのかな?)
他の例
電車の優先席を困ってる人に譲るか譲らないか。
他人の目があるところで、積極的に「私の席どうぞ」というのはそれはそれで勇気がいることだと思います。
これも、状況の力が働いてるからだと思います。
(誰もいない場所で、困っている人とマンツーマンだったら譲りやすいでしょう。)
しかし、それでも譲る人は譲ります。
そういう人とこそ、私(あなた)は友人・恋人等の付き合いをして行くのが良いのではないかと。そう捉えるのが良いのではないかと、思うのです。
送られて来たメールに対して、立場に余裕があるからと、最低限の対応をしない人は、やっぱり状況に流されやすい人なのではないかと考えました。しかし、
確かに、忘れてしまう時もあるかもしれません。
Q次の2つから生きたい人生を選びなさい [ タル・ベン・シャハー ] P.49
「完璧な人はいない」と良くいわれます。
これについて私たちは「そのとおり」と思いながらも、自分や他人が完璧でないことを責めつづけてしまうものです。
私も何回か約束事をメールで聞かれて返信を純粋に忘れてたことがあります。
それはしょうがないかもしれません。
忘れることを防ぐのは難しいので。
でも、そう言うときは気づいた時に、キチンとお詫びすれば良いだけと思うのです。
ちきりんさんもこう言っています。
そもそもの大原則として、人を破滅させるのは「一回目の失敗」(浮気、投資や事業の失敗など)ではなく、「二回目の失敗」(それを誤魔化そうとする行為)である、ってことを、みんなよく覚えておくべきだよね。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012, 6月 22
だから、そういうことをされると嫌だと分かっている人は、人として、自分は正しいんだ!と自信もってもいいかもしれない。(と自分に言い聞かせてます。)
生きるチカラ [ 植島啓司 ] P.186
人間を人間たらしめているのは、そのように「いいことを独り占めしない」「自分の懐だけ豊かになればいいと考えない」ところにあるのではないかと思う。人と争ったり、人を負かしたりするのは生きていくうえで避けられないことかもしれない。そのことを否定するのではなく、つねに自分を負けた側の立場において考えることが大切だということである。
お気づきの人もいるかもしれませんが、
はい、そうなんです。
私が今、この状況なので、このテーマを本日は選択しました。。。(笑)&(涙)