今日のふと思う:自分の正しさを主張してはいけない時
人と口論になったときに、
自分が正しいんだ!とつい主張したくなる。のはわかる気がする。
これは、一見自分を守る行動のように思える。
しかし、その実、マイナスな印象しか与えない場面があるということを認識しておく必要があると感じた。
以下を参考に見て行きたい。
青字は意訳しました。
「感じが悪い人」はなぜ、感じが悪いのか [ 「プレジデント」編集部 ] P25〜27(以下の引用は全てこの範囲より引用しました)
コミュニケーションをまずは2つにわけて考えてみます。
F型コミ(friendship)=仲良くなるためのコミュニケーション:
C型コミ(confrontation)=相手を説得または屈服させるためのコミュニケーション
前提として
コンテクストに合わないコミュニケーションをすると感じが悪くなるということだ
※コンテクスト=文脈や流れ
例えば、野球で一生懸命に甲子園優勝だー!とか言ってる人たちの輪の中に入って、「皆で仲良しでやれば一番です。結果なんて関係ありません」とかいうと嫌な感じになるということだ。
C型コミの3つの鉄則
鉄則1:相手の立場に立って考える
…略…
相手の立場に立って考えずに、北風だけを吹かせると、プロではなく、単なる感じの悪い人になってしまう。
…略…
鉄則2:考えを明確に表現する
…略…
「相手が何を考えているのかわからないとき、相手に不快感を持つ」という。
…略…
感じが悪い人は、自分の意図を隠し、共通の目標設定をする努力をしない人であるといってもよいだろう。
…略…
鉄則3:ネガティブ情動の制御
…略…
感じの悪い人は、彼らとは逆に、仲良しコンテクストではあまり楽しそうではないし、対立コンテクストではネガティブな情動のコントロールができない人であるといえそうである。
…略…
成長するための第一歩は、まずコンテクストを正しく読み取ることだ。
次に、対立コンテクストではネガティブな情動をコントロールしつつ、相手の立場を理解し、こちらの意図をわかりやすく伝え、幻想でも良いから共通目標をつくりだす対話スキルを習得する。
これらを見て感じるのが、
- ネガティブな情動をコントロールできない人
- 主張の仕方に意図を感じない人(それ言って何になるの?みたいな)
逆に例として「これは言っておかないと○○になっちゃうから」
とか言われれば、「ああ、そういう意図があるから、言うのね」と納得できると思う。
- 相手の立場になろうとしてない人
このような条件がある時に、「俺の言い分が正しい!」と主張するのはむしろ意図が伝わらないということになろう。
もちろん、ネガティブな情動を人間だからコントロールできないときもあると思う。
でも、結局コントロールできてないから相手の立場にもなれない(なるのは不可能だから、「なろうとしない」がいいかな。)し、主張内容も(?)になるという連鎖なのではないだろうか。
ま、例外は突然犯罪に巻き込まれたようなときは、主張しないと殺されちゃうかもしれないからね。でも思いつくのはそのくらいかな。