various things review

色々な物(主に本)をレビューします。基本的に私が良い!と思った物をご紹介して、皆様のご購入等の参考にして頂ければと思ってます。

100分 de 幸福論 レビュー

TVの番組をレビューです。

興味深いテーマなので、つい見てしまいました。

~お正月スペシャル~ 「100分 de 幸福論」:100分 de 名著

 

4つのジャンルから、名著を紹介してもらい、それぞれの幸福論を語ってもらうないようでした。

1.好色一代男・女 〜文学〜

ひたすら女遊びに一生を費やした男の話と

生きるために様々な職業を転々とする女性の

話でした。

色々経験したことが失敗しても活きてきて悟れる。それが幸せにつながるというものでした。

2.国富論 〜経済学〜

国を豊かにするには、個人の経済活動が重要で、それには国が色々規制をかけてはいけませんよという内容でした。(そうすれば個人も儲けるし、国も儲けるし皆ハッピー)

最初はどう幸せにつながるか?でしたが、上記の話は前提として「良心に従って行動していないと行けない」というものがありました。

それには、「他人の痛みがわかる」ことが必要という結論でした。

3.精神現象学 〜哲学〜

欲求として

1.承認の欲求(他者に凄いと言ってもらうこと)

2.自由の欲求

をどうバランスを取って行くのか。また、バランスを取ろうとするとどうなるのか?の内容でした。

二つは矛盾してることが多いですが、他者も自分も凄いと思えるような価値を目指して行くことが良いのではという話でした。

4.精神分析入門 〜心理学〜

精神には無意識というものが大きく影響しており、それをどう考えるのかというものでした。自分を知る=無意識を知ることの重要性を話していました。

言葉というものを用いると無意識を知る手がかりになるというものでした。

所感

参考にできるかな〜と思ったことは

・哲学者 西さんの「尊重するということは確かめ合うこと」という言葉でした。

質問するということは相手の存在を承認していることを暗に示すのだから とのこと。

確かに、ムっときたときとか、感情の変化があったときとか、逆にこれは聞きづらいなって時に「勝手に」判断してこちらの感情も変化してしまうけど、「この話聞いても大丈夫かな?」とか「もしかしてイラッと来た?」とかその直後に言えればそんなこともなくなるし、相手の感情を尊重しているとも言える。

 

・心理学者 鈴木さんの無意識について も

以前コーチング受けた時に「どういう感情なの?言葉にして」と行った時にうまく言葉にできないことがあった。でも、何かを思うということは、何か理由があるわけだから、それを言葉にしていくということは「無意識を知る」ことになると思う。

以前知り合いに、なんで医者になりたいと思ったの?と聞いたら、「わからないけど、周りがそうだったし、小さい頃からだったし、なんとなく。そんな理由なんてそういうのにないでしょ?そういうもんでしょ。」と言われたことがあり、驚いたことがある。

それで不幸にはなるとは思わないが、(無意識の)自分を知らないんだなとは思った。

もし、知っていれば、自由に生きてみて「やりたいことをやってみたけど、面白くなかった。」とかそういう不幸を減らせる気がするし、「無意識の自分が好きそうなことをやってみたら、幸せになった」とかもあり得るんじゃないかと思った。